BBT富山テレビ放送報道部からの取材依頼より

株式会社ファーストモータース賃貸事業(ファーストレーベン)
代表取締役  干場 篤

ファーストレーベン新富町および大手町 平成17年3月竣工についてのインタビュー



富山テレビ 今回、富山市の都心部に参入されたのはなぜですか。
干場社長  第1点は、私どもが目指す「質の高いアーバンライフの提供」に合致した立地条件を備えていると判断したためです。富山市の都心部には、行政機関や企業が集中し、商業集積も高いレベルにあります。加えて、富山城址公園や図書館、美術館、ホールなどが集まり、歴史と文化に彩られた富山市の中でも、ひときわ文化ゾーン的な色彩が濃いエリアです。このような恵まれた居住環境であるにもかかわらず、なぜ共同住宅が少ないのだろうか、という疑問が私どもの出発点でした。様々なリサーチの結果、快適な居住空間とリーズナブルな家賃、そして街並みにマッチした外観を備えたマンションであれば、需要を掘り起こせると確信したわけです。
 2点目は、空洞化対策の一環として富山市が都心部の居住促進に力を注いでいることを知り、私どもの事業を通して都心部の賑わいや活性化にいささかなりとも寄与したいと考えたからです。2棟のマンションとも複合型にした狙いもそこにありました。「ファーストレーベン富山新富町」は1・2階に直営飲食店「せん富山駅前」を配置することで「住」「食」の機能を持たせ、夜間のにぎわいにも貢献できる形態にしました。また。「ファーストレーベン富山大手町」は低層階をオフィスフロアとすることにより、「職・住接近」を実現しています。
富山テレビ マンションの入居者としてはどのような層をお考えですか。
干場社長  マンション部分の主なターゲットは、行政機関や企業に勤務する単身赴任者や家族です。そのため、間取りも1K、1LDK、2LDK、3LDKなどバリエーションに富んだ構成にしております。
富山テレビ 今後の富山市内での展開をお聞かせください。
干場社長  私ども2棟のマンションがご好評をいただいていることを踏まえましても、「質の高いアーバンライフ」に対する潜在需要はまだ十分あると判断しています。今後は、2LDK、3LDK、メゾネットタイプなど家族向けの賃貸マンションを都心部で構想しています。東京の「六本木ヒルズ」のように、住・職・食・遊のすべてを兼ね備えた施設は、地方都市では難しいかもしれませんが、少なくともそうした複合的な機能や魅力を、より集積させていくことが、都心空洞化に歯止めをかけ、都心回帰を促す方策であろうと考えています。
富山テレビ  本日はお忙しい中、ありがとうございました。