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甘鯛の中でもエリート中のエリート「若狭ぐじ」を食す


清明のこの時期、空気がどんどん潤ってくるとともに、雨上がりの後に見ることができる虹も、どんどんその色が深まってきます。

海の中も同じく。

透き通る海の透明度が増し、太陽の光にまるで呼応するかのように、時に七色に反射するようにも見える「甘鯛」が海の中で光り輝きます。

甘鯛の頭はとても角ばっていて元来は「屈頭魚」(くつな)と呼ばれていましたが、次第に訛って「ぐじ」と呼ばれるようになったそうです。 「若狭ぐじ」は漁獲方法から大きさや保存方法まで、とても厳格な基準を満たしてようやくそのブランド名があたるエリート中のエリート。
お店に届くまで一切、氷の上にも直にのらず、全く傷がつかないデリケートな状態で届けられます。

少し水気があるのが特徴ですが、軽く塩で身を締めて皮目に味噌を少し塗り短時間寝かせた後、味噌を取り除いてサッと皮目を炙る。
若狭湾で暴れ泳いで脂が上品にのった白身の奥深さを味わう為に、あえて身を厚く切るのがせん駅雨の「若狭ぐじ」へのリスペクト。

よく噛みしめて、若狭湾の潮の匂いを感じてもらえますように…✨